天羽 明惠(ソプラノ)
Akie Amou, Soprano
東京芸術大学卒業。オペラ研修所、二期会オペラ・スタジオ修了。1993年、文化庁派遣芸術家在外研修員としてシュトゥットガルト音楽大学に留学。
95年第6回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。副賞として財団の助成によりベルリンで2年間研修を行う。同年7月、新人の登竜門として知られるラインスベルク音楽祭で、《ナクソス島のアリアドネ》のツェルビネッタをクリスティアン・ティーレマンの指揮で歌い欧州デビュー、続いて8月に、ソニア・ノルウェー女王記念第3回国際音楽コンクールに優勝して、一躍注目を集めることとなった。その後、ドイツを拠点として、ジュネーヴ大劇場、ザクセン州立歌劇場(ゼンパー・オーパー)、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、ノルウェ―国立オペラ劇場等、ヨーロッパ各地の歌劇場や音楽祭のオペラに数多く出演。
日本では、新国立劇場、サントリーホール・ホールオペラなどへ定期的に登場。
超絶的なコロラトゥーラとリリックな声が内外で高い評価を得ており、日本の主要なオーケストラの定期公演にも、著名な指揮者の下、ソリストとして出演している。
サントリーホール・オペラアカデミーのコーチング・ファカルティとして若手の指導にも力を入れる他、解説付きオペラの公演をプロデュースし、オペラの啓蒙活動にも積極的に取り組んでいる。2020年11月にソロアルバム「「R.シュトラウス 4つの最後の歌」をリリース。
1999年度アリオン賞、2003年第14回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞をそれぞれ受賞。これまで故戸田敏子、フランシス・シマール、故エルンスト・ヘフリガー、太田直樹の各氏に師事。日本ロッシーニ協会運営委員。2020年にソロアルバム「「R.シュトラウス 4つの最後の歌」をリリース。